気ままな情報
      *-*-*気ままな情報・気まぐれコラム*-*-*中国アンティーク家具などシノワズリーインテリアに。


シノワズリーインテリアで、中国アンティーク家具、中国雑貨など素敵なシノワをご提案。
            * * * CONTENTS * * *
*Part 1:  中国家具 Info & Mixed Topics*(here!)
*Part 2:  旅のコラムへ*   
*Part 3:   陶磁器・中国陶磁についてへ*
*Part 4:   中国家具の歴史へ*
*Part 5:   チャイニーズ・モチーフの象徴的意味へ*
*Part 6:   シノワズリースタイル探求へ*
  

*ANNEX*

随時連載中!
店長の個人的旅行術を
ご紹介していきます♪
 
 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *







 


1 中国アンティーク家具のマメ知識
2 木にこだわる中国家具
3 中国と日本の対照歴史年表
4 BGMで雰囲気作り
5 香りの効果
6 シノワなアクセント(1)
7 シノワなアクセント(2)


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  中国アンティーク家具のマメ知識


中国アンティーク家具は、大別すると明スタイル、清スタイルに分けられます。
特徴は、15-17世紀に製作されたものが明式、18世紀から清代末期にかけて作られたものが清式と呼ばれています。

明式家具はシンプルなラインが特徴的で、その流れるような曲線は優美で気品があり、今なお私達の心を捉えてやみません。
また、釘を使わぬジョイントの技術により、精巧にして美しくできています。
高級木材の木目を生かした美しさをもったものも多くあります。

清式家具は一層装飾性、精緻さが増し、その多くは凝った細工を施され、シンプルというより華やかさの際立ったものが多く見られます。 ただし、明式のシンプルなスタイルを踏襲したものも作られています。

細工の例)
   ・ 漆仕上げのもの・・・・・・・・・・母真珠、ヒスイ、石、象牙などの埋め込み。
   ・ 高級なハードウッドのもの・・・違う色の木を埋め込む。彫刻のものなど。





  木にこだわる中国家具


中国家具といえば、材料となる木材の多様性とこだわりを見逃せません。
それは、歴史的に椅子の文化が長いこと、森林資源が豊富なことによるものです。

中でも、紫檀黄花梨は、最高級とされ、その希少性は海外有名オークションでも巨額で取引されているほどです。
主に、これら紅木(ハードウッド)が高級木材とされ、紫檀などには水に沈む比重をもつものもあります。

木材種類の例)
            紫檀     :   Zitan
            黄色花梨  :    Huang-Huali
            酸枝     :    Blackwood
            鷄翅      :   Jichi
            巴西花梨  :   Brazilian Huali 
            影木     :   Burl
            鐵力     :   Tieli
            高棉花梨  :     Cambodian Huali
            花梨     :   Huali
            欅木     :   Ju
            桃木     :   Walnut 
            楡木     :   Elm
            樟木     :   Camphor 
            松木     :   Pine


高級木材には、適度な温度と湿度が重要なので、その多くは中国南部及び東南アジア地域のものになります。
それらは、よい環境でゆっくりと育まれることが重要で、それにより、細かい細工のできる、密度の高い、美しい木目(鳥の羽のような模様など)をもつ木材へと成長していきます。

中国家具は素材の木材種類がとても豊富なので、ポピュラーな木材の日常使いの家具でも木質自体を楽しめば、また愛着が増すのではないでしょうか。




basket-brown


    中国と日本の対照歴史年表


**中国の歴史**
/The Chinese Dynasties
  **日本の歴史**

五帝/Age of the Five Rulers 27c-16c
/Xia  22c-16c
商(殷)/Shang 16c-1066 16c-10c
/Zhou 1066-221 10c.BC
900 BC
800 BC
春秋時代/Spring & Autumn Period 700 BC
600 BC
戦国時代/Warring states Period 500 BC
400 BC
300 BC 弥生時代 BC3c-AD3c
/Qin 221-206
前漢/Han 206-AD5
200 BC
 5-25 100 BC
後漢/Han 25-220 0
100
三国/3 Kingdoms Period 220-
西晋/Jin 265-317
200
東晋/Jin 317-420 300 古墳時代 3c-607
南北朝/North. & South. Dynasties 400
/Sui 581-618 500
/Tang 618-907 600 飛鳥時代 607-710
700 奈良時代 710-794
平安時代 794-1185
800
五代/5 Dynasties 907-960
北宋/Song 960-1127 
900
1000
南宋/Song 1127-1279 1100 鎌倉時代 1185-1333
/Yuan 1279-1368 1200
/Ming 1368-1644 1300 室町時代 1333-1573
1400
1500 安土桃山時代 1573-1615
/Qing 1644-1911 1600 江戸時代 1615-1868
1700
1800 明治 1868-1912
中華民国/Republic 1911-1949
中共/People's Republic 1949-pr.
1900 大正 1912-1925
昭和 1925-1988
平成 1988-pr.
2000




       


  BGMで雰囲気作り


音楽は、意識的に楽しむ場合と、さりげなくBGMとして楽しむ場合があると思います。
BGMをインテリア演出のの大切な構成要素として、考えてみましょう。

インテリアがヨーロピアンなら、やはり基本は洋もの系のジャンルがいいのではないでしょうか。
クラシック、ジャズ(モダンも)、ポップス、シャンソン、ボサノバ・・・どれも、選曲、アーティスト、音量などを考えて、ステキなお部屋の雰囲気作りができると思います。
ヨーロピアンベースのシノワズリーのインテリアにも、もちろんこれらのジャンルはしっくりとなじみます。

また、最近は二胡がブームとなり、その繊細でノスタルジックな音色で、イージーリスニング的な曲がプロデュースされているものも多く見られます。 
このようなチャイナテイストの音楽をBGMとしてみても、一層”シノワな雰囲気”を演出できます。

その日の気分や、お招きするお客様、お友達のイメージを思い浮かべながら、幅広く楽しんでみるとよいと思います。

念のため、BGMとしてやはり避けたい点は、
   ×1) メロディーが暗めまたは重い曲
   ×2) 大きい音量
   ×2) テンポがあまり速いもの。
   ×4) ヴォーカルものなら、アーティストの音質があまりソフトでないもの・・・・・など。
といったところでしょうか。 いずれにしても、リラックスできるものを選びましょう。

ほんの一例ですが・・・
店長独断のオススメ曲・アルバム)

・ Chen Min  「My Story (アルバム名)」
              ・・・・・二胡の演奏。曲はモダンにアレンジされていて、親しみやすい。
・ 姜 建華(ジャン・ジェン・ホワ) 「マニフィーク・シノワ」「故郷熱情」
              ・・・・・お馴染みの名曲が二胡の切ない音色で。
・ 「FRESCA (アルバム名)」 ボサノバ
              ・・・・・・さわやかなサウンドに癒されます。
・ J.S.Bach 「ヴァイオリン協奏曲 No,1&2、2台のヴァイオリンための協奏曲」
              ・・・・・ちょっと格調高く。
・ Mozart  「クラリネット5重奏曲 イ長調 K.581」
              ・・・・・オーソドックスながら、やはり美しい旋律。





香りの効果


私達をとりまく日常の環境で、「香り」は、知らぬうちに心身ともに影響を与えているのではないでしょうか。
特に香りは、自宅においては、順応を起こしやすいといわれる嗅覚のために、なかなか意識できないものです。
でも、感情や記憶に結びつくという「香り」の存在は、インテリアとしてだけでなく、それぞれの特徴を知って、アロマテラピーとしての効果にもうまく利用していきたいものです。

香りを楽しむ方法には、様々ありますが、一例として、あげてみます。

     ・インセンス・・・・・お香。最近は天然のハーブ系など、様々な種類が出ていますので、
                気軽に楽しんでみましょう。
     ・ポプリ・・・・・・・・・草や花、ハーブ、香料、エッセンシャルオイルなどを瓶の中で
                合わせたもの。
                インテリアとしても○。
     ・ハーブティー・・・香りにも薬用効果があるとのこと。
                その揮発性の成分は脳をリラックスさせるのに効果的。
     ・ルームコロン・・・手軽にお部屋の香り付けに使えます。来客前などに、オススメ。
     ・アロマキャンドル・・ガラスなどの容器入りは使いやすく、香りも時間調節できます。

また、中国上流社会では、古来より香りに対する意識も高く、お香はもちろんのこと、鼻煙壺(snuff bottle)の使用や、お茶をいただく際の「聞香」といった習慣などが生まれました。
美しく、様々なデザインのsnuff bottleは、現在、人気の高いコレクターアイテムとなっています。

店長独断のオススメフレグランス)

     ・AU NOM DE LA ROSE (ESPRIT DE ROSE)      ルームスプレー 
     ・L'OCCITANE       (CLEMENTINE-orange)     アロマキャンドル、スプレー
     ・DYPTYQUE        (CHOISYA-mexico orange)アロマキャンドル
     ・FRAGONARD       (CHAMBRE D'AMIS)    ルームスプレー
     ・AFTERNOON TEA    (FLORAL ESSENCE)      ルームスプレー
     ・HELEN WHITE GIFTS  (LAVENDER)           ポプリオイル 
 
     etc.

できれば、季節によって変えてみることでさらに雰囲気が出てくると思います。
夏ならフルーティーな香り、冬はウッディー、スパイシーなノートなど・・・。

   * 旅のコラム(5)  ・・・Parisの”香り”アイテム・・・もご参考に!
snaff bottle




  シノワなアクセント(1)  ・・・ファッション・・・  


コーディネートご提案・MISCELLANEOUSのページの"petit info"でもちょっと触れましたが、最近ファッション業界でもチャイナテイストがよくフューチャーされているのを見かけます。
これも、上海・香港などでの最近の商業的発展・モダンシノワなブームと連動しているのではないかと思います。

今までのちょっと垢抜けない一般的な中国物のイメージを取り払って、新鮮な目でそのデザイン性を見つめてみると、そのチャイナテイストなモチーフは、実に独特で美しいということに気づきます。
そこにさらに、”cutting-edge”(流行などに最先端な感覚)で”stylish”な味付けをされたものが、あちこちのブランドから出ているのです。

ファッションといっても洋服だけでなく、たとえば2003年のカルティエのコレクションには、”Le baisser de Dragon”(龍のキス)というシリーズが登場。
中国的色彩として、黒、赤をもちいたり、翡翠のものや、中国文字的なデザインを生かした展開が見られます。こういう傾向も、現代風シノワズリーと言えるのではないでしょうか。

インテリアだけでなく、生活のあちこちにオシャレなチャイナテイストを楽しむことができるようになってきました。

他にも素敵なシノワにお気づきの方がいらしたら、是非、お知らせください。





    シノワなアクセント(2)  ・・・身近にさりげなく・・・  


ここ数年の中国の政策による急激な発展から始まって、欧米系企業、デザイナーなどの流入で中国の独特の雰囲気・魅力がクローズアップされてきました。 特ににレトロモダンな上海、伝統的意匠と東西融合から生まれた今日的アイテム、中国茶の文化など様々に見直されてきています。

最近は日本からの航空便も増え、先日ビザも不要となり中国自体もその文化もいよいよ身近になってきているようです。

2003年秋から約一年間は、フランスでも”L'Annee de la Chine”(「フランスにおける中国文化年」、2003年10月-2004年7月)ということで、様々なイベントを通して中国文化への関心が高まる機会もありました。

シノワなテイストへの関心は、ちょっとしたモチーフを身近な生活にも取り入れて楽しみたいという気持ちを生み出すかもしれません。 さりげなく雰囲気を楽しむ可愛い小道具に魅かれるのは欲張りでしょうか?


original room shoes



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