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オールド上海の魅力
上海グルメ/ホテル


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     旅のコラム(15)  ・・・オールド上海の魅力・・・ 


上海のここ数年の発展ぶりには目を見張るものがあります。 2010年に万博を控え、更に開発に拍車がかかっているようです。 世界各地から観光客も増え、そのためそのニーズに答えるべく今やホテル・レストラン・ショップの質やサービス、雰囲気など世界の大都市水準に引けをとらない所にまで達しています。 街はまだまだ工事だらけだったり、交通事情など問題点はありますが、外資系ホテルの質の高さやレトロムードいっぱいのレストラン、旅情溢れるエリアの散策など、訪問客の贅沢にも十分答えてくれる魅力が上海を堪能させてくれます。

上海の独特の魅力=ノスタルジックで妖艶な”オールド上海”にシノワズリー心をくすぐられて旅してみました。
上海は1842年、清国とイギリスとで交わされた南京条約により上海港が開港され、イギリス、フランス、アメリカ、日本がここに租界を設けました。それにより上海はあらゆる文化が流入し、独特の文化を形成していったのです。

1930年前後に数々建てられた洋館は「老房子(ラオファンズ)」と呼ばれ、古き良き上海の情緒がたっぷりです。
その雰囲気は「衡山路」という、もとフランス租界だったエリアなどをはじめ、あちらこちらに残っています。 衡山路は現在も外国の領事館が多く高級住宅地でもあるそうです。 当時の洋館がそこここに残り、今それらはカフェやレストランなどになっているものもあります。 最近のオシャレなショップにしろ、洗練されたプロデュースの多くは欧米のデザイナーの手に寄るものだそうです。 シノワな魅力を引き出す力は今も昔も西洋的感性なのでしょう。

上海で出会うレトロでノスタルジックな雰囲気のもつ魅力は、アンティークなものに魅かれる気持ちと共通しているような気がします。 きっとその背景にある懐かしい古きよき時代に限りなく想像が羽ばたくからではないでしょうか。

洋館でシノワなアンティークアイテムがどのようにしつらえられているか、とても参考になります。
上海は東洋と西洋の見事な融合が時間に熟成された、シノワズリーの圧倒的魅力に触れられる場所です。

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例えば、衡山路エリアでは、
「Sasha's(サシャズ)」…もと、蒋介石、宋美齢が暮らしていた邸宅。今はレストランです。 レトロな雰囲気を楽しみつつティータイムも過ごせます。

    


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「雍福會(YongFoo Élite)」…1930年代に建てられたイギリス領事館。 緑の中にひっそりとたたずむ当時のままの建物・庭園が会員制クラブレストランになっています。 中国・欧米の高級アンティークが織り成す魅惑的な空間は、当時にタイムスリップしたような本格的オールド上海を堪能できます。 シラク大統領やトム・クルーズなども顧客だそうです。

     


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衡山路エリアではありませんが、
「Face」…「瑞金賓館(Rui Jin Hotel)」内の別館。 もと三井財閥の建物でした。
タイ料理やインド料理などのレストラン・バーが入っています。

  


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黄浦江沿いの外灘エリアも、人気の外灘3号という1916年に建てられた保険会社のビルや、1923年にチャーター銀行として建てられた外灘18号など、クラシカルな建物が並ぶ夜景の美しい場所です。







黄浦江の西側はクラシカルな建物の集まる妖艶な夜景を楽しめます。
外灘3号のレストラン「M on the Bund」のテラスから。












対照的に、黄浦江の東側は近未来的モダンな建物の集まる夜景で、そのコントラストの面白さを楽しめます。






<2006/12>




     旅のコラム(16)  ・・・上海グルメ/ホテル・・・ 


上海はまだ発展途上といえるかもしれません。 続々と新しい建物が建ち、それに伴いホテルやレストランなど次々と増えつつあるので、今後も期待が膨らみます。

グルメなトピック)

香港に比べると、実は味の洗練はまだ足りないとよく聞きますが、確かに一流店であっても必ずしも期待通りとはいかないようなので、その点を心に留めるとよいかもしれません。 でも、独特のシノワズリーな雰囲気を持つ店も多く、その素敵なムードが全てを凌駕してしまいそうです。
コラム(15)「オールド上海の魅力」でも触れています。

独断でのお薦めの一例を挙げてみます。 特に、インテリアが素敵です!

new・ M on the Bund (021)6350-9988  上海广東路20号7楼 外灘五号7階
                 黄浦江に面した眺望が最高のレストラン・バーです。
                 特にテラスからの夜景は息を飲むほどでした。
                 香港の「M at the Fringe」と同系列とのことです。

new・ Sasha's       (021)-6474-6628 上海東平路11号
                 かつて蒋介石や宋美麗が暮らしていた洋館とのこと。
                 衡山路散策で休憩のティータイムにもお薦めです。イタリアンなど。

new・ The Door      (021)-6474-6628 上海虹橋路1468号
                 独特のレトロ感漂わせるレストランはフロアにより中華やフレンチ
                 など。 長い中国服を着た男性スタッフがぴったりな雰囲気。

new・ 雍福會(YongFoo Élite)       (021)-6471-9181 上海市永福路200号
                 元イギリス領事館で、基本は会員制レストラン。
                 スノッブでクローズドな雰囲気ながら素晴らしい内装はオールド
                 上海そのもの。

new・ Face         (021)-6466-4328 上海瑞金二路118号瑞金賓館内4号楼
                 もと三井財閥の洋館は緑の中に時を忘れたように佇んでいます。
                 中はオシャレなエスニック・レストランが展開されています。

new・ 四季軒        (021)-3218-6950威海路500号Four Seasons Hotel Shanghai 3F
                 メインダイニングながら、案外リーズナブルでおいしい。
                 アミューズから食後のフルーツ盛り合わせ、ミニ違い棚での
                 一粒チョコのサーブまでサービスです!



   *** お店によってはかなり事前の予約が必要なところがあります。(窓側席なども)

   ( 情報は記載時点のもので、最新・正確とは限らない点ご了承ください。)


ホテルのトピック)

最近あいついで出来てきた外資のホテルは期待以上に充実しています。
クラシカルな洋館ホテルも人気だそうですが、欧米の大手チェーンのホテルも快適な滞在が楽しめます。

たとえば、”FOUR SEASONS HOTEL SHANGHAI”。 上海では最高級ランクだけのことはあり、設備面、サービスのきめ細かさ、スタッフの対応どれにも満足できる完成度です。 ここは立地面でも便利で、ロビーの開放感やインテリアの品の良い華やかさも滞在の楽しさを保証してくれます。  (ホテルのHPより実際の方が素敵です。) スパでのトリートメントもお薦めです。


       


                   

<2006/12>

   ( 情報は記載時点のもので、最新・正確とは限らない点ご了承ください。)


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